ドゥカティ浜松のスタッフブログ

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Ducati Hamamatsu

Staff Blog

こんにちは!

今日のブログの内容、どうしようかな。休憩がてら考えようと、上司の鈴木から頂いた干し芋をパクパク、パクパク、パクパ・・・( ゚д゚)ハッ!気づいたら3つも食べていました。

甘すぎず、食べやすく、長期保管もきいて、無限に食べられる。罪な食べ物、干し芋。

とそんな話は置いといて。

本日は最近よく聞く6軸センサーについて解説していきたいと思います(`・ω・´)

さて、6軸センサー、最近多くのバイクに搭載されていますね。

ドゥカティではライディングモードのついている車両にはすべてに採用されています。(現行ではScrambler800シリーズ以外)

正確には慣性計測装置(Inertial Measurement Unit)といい、頭文字を取ってIMUと呼ばれる事が多いです。

慣性って聞いたことあるけど具体的に何を計測するのか。

まず前後左右上下への加速度。どのぐらいのスピードで進んでいるのか、変位はどのぐらいなのか、重力方向は(傾き)などを計測します。

そしてピッチ、ロール、ヨーと呼ばれる円形の軸の角速度。

上の画像の直線3方向の加速度とそれらを軸とした角速度を合わせると全部で6つ、計測する軸があるため”6軸”センサーと呼ばれています。

上の画像作ってみたんですけどいい矢印の素材がなくてピッチ、ロール、ヨーの矢印の角度が微妙です・・・。

某Y社さんなんですけどこのサイトがわかりやすいですね。因みにドゥカティのIMUはBosch製です。MTSV4のアダプティブクルーズコントロールに採用されているレーダーもBosch製です。

角速度センサーは俗に言うジャイロセンサーの事です。

角速度とは何ぞや?といいますと、傾いたとき、その角度になるまでにかかった速さを言います。

様々な方向の加速度、角速度を計測することにより、バイクの挙動を細かく検知することが可能になりました。

例えば、3軸センサーの時には直進時しか有効でなかったABSやトラクションコントロールがコーナリング中でも作動するようになりました。

また、ウィンカーの自動キャンセルもバイクの角速度を計測することによって右左折を感知することで可能になっています。

(とはいえ、海外がロータリー式交差点で右左折時に角度がつきやすいのに対し、日本は信号で停止した状態から発信、右左折となるので車体が傾きにくく、十分な傾きが感知されず消えない事もあるのが実情です。自動キャンセルがついていても、ウィンカーがついていないか定期的に確認してあげるとよいでしょう。)

他にも、ウィリーを防いで発進時のフロントタイヤの接地を増やすウィリーコントロール、ハイサイドを防ぐスライドコントロールなどもこの6軸センサーにより可能になっています。

現代の高馬力化が進む中で、安全性や扱いやすさを同時に向上させることは必須です。

むしろ、今は馬力を上げる事よりも高い馬力でもいかに一般のライダーが扱いきれるように制御するかが難しく、それが各メーカーの課題となっているのです。

それに欠かせないのがこの6軸センサー、IMUなんですね。

さて、いかがでしたか?

逆回転クランクシャフトも、6軸センサーも、バイクって解明しようとすると物理の話になってきますから難しいですよね。

他にも「なんでこうなるんだろう・・・」「なんでこれを使ってるんだろう・・・」と疑問に思った事をどんどん解明して勉強していきたいと思います!(`・ω・´)

そういえば来週2月4日にはもう立春なんですね。あっという間に年が明けて1か月が経過しましたがこの1か月皆様はいかがでしたか?

当店では営業開始から約2週間ほどで150部もあったカレンダーがなくなってしまうほど色んなお客様にお見え頂き、予定より1週間早く福引が終わってしまいました(^^♪

年始のお忙しい中、また寒い中皆様に足を運んで頂けたとても嬉しい1か月でした。

さぁ、ここからは春のシーズンインに向けて愛車のメンテナンス、是非お待ちしております(^^)/

タイヤキャンペーン今週末までです!

ではでは、ちゃお✋

 

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