ドゥカティ浜松
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こんにちは!
もうすぐで2023年のGPシーズンが始まりますね(^^♪
今年の第一戦は恒例のカタール・・・ではなく、ポルトガルGPから。
ポルトガルGPは3月26日(日)に決勝戦が開催。時差を考えると恐らく日本では夜中の12時頃に開催されるのではないでしょうか。
ということで、今年のドゥカティのライダーとマシンが公開されましたので、まだ見たことないよ!って人でもあっという間にドゥカティファンになれる基本情報を今回はまとめてお教えします!
今シーズンのドゥカティのライダーとマシンをご紹介しましょう。
一人目は昨年チャンピオンを獲得したフランチェスコ・バニャイヤ選手
度々「ペッコ」と呼ばれ、ドゥカティの公式HPにも「フランチェスコ”ペッコ”・バニャイヤ」と表記されていますが、ペッコ(Pecco)は愛称です。
2歳年上のバニャイヤの姉がまだ幼いころ、「フランチェスコ」と上手く発音できずにペッコと呼んでいたことからついた愛称との事。
ここでも親しみを込めてペッコと呼んでいきます。
ペッコはイタリア、トリノ出身のライダー。
イタリア人ライダーと言えばmotoGPのレジェンド、バレンティーノ・ロッシがいますが、バニャイヤは彼の立ち上げたレーシングアカデミー、「VR46アカデミー」の出身で、いわばロッシの愛弟子。
「イタリア人選手をトップレベルにする為の支援」を目的として立ち上げられたVR46アカデミーですが、昨年ついにペッコがアカデミー出身選手初のmotoGP優勝を飾りました。
イタリア人ライダーがイタリアメーカーのマシンを駆って優勝すること自体数十年ぶり(※)かつ、ロッシの活動が実を結んだという事もあり、単純な優勝以外にも大きな価値と意味を持つ、motoGPの歴史に名を刻む優勝となりました。
(※優勝したとき実況の人が言っていたのですが、調べても全然何年振りか出てこなくて数字が出ないですすみません)
バレンシアでのチャンピオン獲得の場面にはロッシが駆けつけていて話題になりましたね。
そして最近注目を集めたのは2023年シーズンのゼッケンナンバー。
昨シーズンチャンピオンを獲得した選手のみ「1」のゼッケンナンバーを付けることが出来ますが、それは同時にチャンピオンを背負って走るという事にもなります。
昨シーズンの優勝を背負うということは、自身を鼓舞し自信を持たせる事も出来ますが、同時に大変なプレッシャーと闘いながらのシーズンとなるため、チャンピオンでなくても常に限界ギリギリの全力で戦い続ける彼らにとっては吉と出るか凶と出るか・・・というナンバーです。
多くの優勝を飾ってきたロッシや、一時期表彰台の座を譲る事のなかった天才マルケス、一昨年シーズン優勝のクアルタラロなど、最近のライダーは「1」を避けている選手が多いです。(単純に自分のゼッケンナンバーに愛着がある、アイデンティティとして確立しているためなど複合的な理由を含めて1を付けないんだと思います。)
チャンピオンは必ず「1」を付けないといけないわけではなく、自分のナンバーとどちらにするか選ぶことが出来ます。
その中でペッコは・・・
キターーーーー(・∀・)ゼッケン1番を選びました!(^^♪
最高です。かっこいいです。
ゼッケン1を使うライダーはなんと2012年のケーシー・ストーナー以来11年ぶり。並々ならぬ覚悟を感じます。
ペッコはこのゼッケンナンバーについて「自分がチャンピオンだと驕ってはいけないと思っている。そうすると油断が出来てしまう可能性がある。だから昨年と同じ考え方とアプローチでシーズンを過ごす事を目指すよ」と語っています。
つまりゼッケンナンバーや昨年の優勝、今年の防衛など背景に振り回されることなく、チャンピオンを目指していくということでしょう。
皆様!こんなペッコを応援したくなりませんか?!
二人目はエネア・バスティアニーニ
彼は昨シーズンまでドゥカティのサテライトチームであるグレシーニ・レーシングに所属しており、
旧型の2021年モデルのマシンながらも開幕戦のカタールGPで勝利、その後3度の勝利、2度の表彰台を獲得しており、マシンの性能差をその技量でもってしてカバーした走りを魅せました。
しかもまだmotoGPクラスに上がってたった2シーズン目です。
この結果を加味しドゥカティは2023年シーズンのファクトリーライダーとしてバスティアニーニを起用。
今年ドゥカティのファクトリーライダーは2人ともイタリア人という事になりました。
昨年ペッコと最後までチャンピオン争いをしたヤマハのクアルタラロも、バスティアニーニについては2023シーズンのチャンピオン争いに入ってくる有力な優勝候補選手と評価し、ライバル視しています。
ペッコとは同じチームメンバーでありながら良いライバルとなり、ドゥカティチームそのものがより一層強いチームへとなっていくことが期待できます。
活躍に注目したいですね。
さて、今年のマシンです。
250馬力以上、最高時速350km以上、それでいて乾燥重量はたったの157kg。
恐ろしいマシンです。
motoGPマシンと言えばこの特徴的な顔。
フロントカウルがみょーんと横に伸びて口を開けている様に見えるこの構造は、ドゥカティファクトリーチームのゼネラルマネージャーであるルイジ・ダッリーニャ、通称ジジの考案とされています。
今年も凛々しくつながった眉毛のジジさん・・・。彼なくして今の最強ドゥカティはありません。
2016年シーズン、初めてドゥカティがウィングレットを付けてGPに登場。しかし、安全上の理由から翌年に使用禁止にされ、それなら、ということでカウルとウィングが一体化したのが今の形状です。
ドヴィさん・・・懐かしい( ̄▽ ̄)
革新的なアイディアでmotoGP界のマシントレンドを牽引してきたジジさんは、良くパドックの映像でも出てきますが、彼なくして最近のドゥカティチームは語れません。
ジジは「一人のライダーの方向性にのみ従うべきではない」という根本の姿勢があるため、度々チーム内で選手とぶつかることもありますが、これだけ結果を残しているのですから素晴らしいですよね。
motoGPの2023年シーズンに向けて、これでドゥカティレノボチームの予備知識はバッチリだと思います!
是非、一緒にドゥカティを応援しましょう!(^^♪
時差の時間が合うときは毎回お店でライブビューイングをしていますので、是非店頭でも一緒に応援しましょう!
ではでは、ちゃお✋