ドゥカティ浜松のスタッフブログ

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Ducati Hamamatsu

Staff Blog

こんにちは!

先日DiavelV4に試乗して参りました!(^^♪

Diavelはデザイン性が非常に優れ、それだけでも十分魅力的なんですが、ドゥカティのマッスルクルーザーは他とは一味違う!その優れた走行性能について、今日は個人的見解をインプレッションしていきます。

まず試乗するにあたって重要な足つきです。

私身長153cm、THE日本人体形の人間ですがなんと・・・ノーマルシートで両足がつく

片足バージョン

大分余裕。自分背中反ってんな~。

ノーマルシートですよ!ノーマルシート!

因みにローシート設定(790mm→770mm)有ります。ドゥカティのノーマルシートで足がつくなんて・・・感動。

 

数値でいうとDiavel1260は770mmなのでV4の方がシート高が高くなっているはずなんですが、実際の足つきでいえば1260と同等かそれ以上につきます。それだけスリムで足がまっすぐ下にスっと下せる設計になっているんです。

 

あと大事なのは重さ。

両足着くとは言えまぁまぁツンツンなので、起こすのが大変だと困ります。

実はDiavel1260は重くて足つきの悪い自分にとっては起こすのが中々大変でした。

DiavelV4もマッスルなボディですからまぁ重いのは覚悟の上だな、なんて思っていたんですが

か、か、か、軽いっ!!(゜-゜)

スペックだけで見るとDiavel1260との重さの違いはわずか13kg軽くなっただけ。柴犬1匹分ぐらい。

しかし体感は全く違います。これで総重量236kg?逆サバ読んでない?200kgぐらいでしょ。

これには理由がありまして、単純な重量の軽量化に加え、マスの集中化が体感重量を軽くしてくれます。

スペックに「乾燥重量」「総重量」だけでなく「体感重量」を追加してもいんじゃない?!ってレベルで軽いです。スペック上の数値に騙されないで!

 

またがって起こした瞬間確信しました。あっ、これ、扱える!!

 

という訳でいざ試乗へGO!

実はV4エンジン初体験の馬場。

ビビるぐらいある低速トルク。こんなんエンストしようがないレベル。

今のドゥカティは低速トルクある事はMonsterPLUSを試乗して実感していましたが、V4はその比じゃない程低速がすごい。

なにこの安定感。半クラだけで走っていける(^_^)

低速でとことこ走れるエンジンって、高回転が微妙なんじゃ?なんて、浅はかな私をことごとく黙らせていく加速感に、アドレナリンが出まくり。

なんだこのグングン加速していく感じ!こんなに低速走りやすい癖に、速いのかよ!(;゚Д゚)

慣らし走行中なので6000回転以下に抑えなくてはいけないんですが、ちょっと回すだけであっという間に高回転に達してしまいます。

危ない危ない。

そりゃそうですよね。1100ccに170馬力あるんですもん。

スポーツモードなんてもうブイブイ言わせちゃいますよ。なんてすごいエンジンなんだグランツーリスモエンジン。

 

ところがどっこい、アーバンモードにすると大人しくなるエンジンレスポンス。

正直普通に走る分にはアーバンモード使わんな、と個人的には思いましたが予期せぬ渋滞にはまった時にはいいかも?という感じ。

スポーツモードでもツーリングモードでも物凄いドンツキするって訳じゃないですし、昔と違って回さないと走れないエンジンじゃないので、普通の信号待ちのストップアンドゴーぐらいじゃまぁモードを変える必要はなさそうですね。

私が今乗っている愛車なんかは、3000回転以下で走ってるとエンジンが「GO!GO!もっと回せ~!」って急かしてくる感じがあるんですが(モデルにもよりますが5、6年ぐらい以上前のドカは結構そういう車両多いですよね。)、Diavelはゆっくり走ってねと言えば全然走ってくれる、そんなこちらの要求を丸ごと包み込んでくれる、包容力にあふれるエンジンで、「こ、コイツ~なんていいやつなんだ~(´;ω;`)ウッ…」って気持ちになります。アグレッシブな今の愛車も好きなんですけどね。

昔は「初心者がドゥカティ乗るのは大変だよ」なんて言ったもんですが、これなら全然お勧めできます。カモーンビギナーライダーщ(゚Д゚щ)カモーン

あ、ライセンスサポートキャンペーンやってます💛先着200名までのこり僅か。

 

あと個人的に感じたのは、多分リアブレーキで止まりやすくなってる?

ちょっとドゥカティのブレーキの特性の話に入りますね。

ドゥカティって、フロントブレーキの効きがめちゃくちゃ良いんですよ。

パワーのある車両とかスポーツ走行する車両ってやっぱりフロントブレーキの効きが良くないと、コーナー手前までどれだけトップスピードを保っていられるかが変わってきますし、まぁ普通にハイスピード出す分ブレーキも効きが良くないと危ないよねっていう。だから全車両ブレンボ製の高性能ブレーキです。

それがなんだか「乗りにくい」という評価を受けたりもするんですけど、そりゃ街乗りでフロントブレーキをぎゅって握るとガックンガックンして乗りにくいでしょう。フロントブレーキを止まるときに使うなら本当にソフトにスッと”触れる”ぐらいで十分です。

それに対してリアブレーキは、コーナー中のアシスト程度に使うイメージなので、国産車に比べると効きが良くなくて、停車する時はちょっと国産車よりは気を遣うかもしれません。

効きが良すぎると、コーナーでリアがロックしちゃう恐れがあるので、その方が怖いですしね。

しかしDiavelはちょっとリアだけでも止まりやすい気がする・・・。

 

そこで社長に「DiavelV4ってリアブレーキ効きやすくなってます?」と聞いたところ、「ディスクの経が大きいんじゃない?」と。調べて頂くとMultistradaV4やDiavelなど、重量級車両はディスクの経が大きくなってました。

これがDiavelの公式スペック。ディスク径は265mm↓

こちらはMonsterPLUSのスペック。ディスク径は245mm↓

という訳で街乗りでも止まりやすかったですよって話。

 

小回りとポジションに関して。

車両も重たいしホイールベースも(他のドゥカティに比べると)長いし小回りしにくいんじゃ?なんて思いましたけど、結論から言えばぜんっぜん平気でした。

フロント周りが軽量化されているのに加え、DiavelV4は逆回転のクランクシャフトを採用していて、非常に小回りしやすくなっています。

右左折?全然平気。これならコーナーもかなりクイックに曲がっていけるでしょう。ハンドルが少し手前になったとはいえ、それでスポーツ性能が失われたなんてことはありません。

ポジションについて、正直跨っただけの時は、「う~ん、ちょっとステップがフロント寄りすぎじゃないか?」と思ったのですが、乗ってみると「なるほど、この車両はここで良いんだ」と納得。

上半身の位置、曲がり、シートでの座面位置、ハンドル位置、総合して考えるととてもしっくりくるポジションです。

こんな素人が偉そうに言ってすみませんでした、と言える良く考えられた位置関係です。

勿論モンスターとかスーパーバイクでフロントに来るなんてのは論外ですが、この車両はここで良いのです。体格や好みもあると思うので、可変ステップにすること自体は否定しません。

 

あとDiavelはリアタイヤが240/45ZR17と極太です。

このタイヤ、コーナー中どこまでも接地する感じがして、いい意味で(?)気持ち悪いぐらい笑バンクしてるつもりでもしてないみたいというか、言語化が難しいのですがとにかく普段乗ってるバイクとリアの感覚違いすぎてなんか変笑悪い意味ではないです。これはこれですごい面白いです。

リアから転ぶ心配ないかも?という感じ。いや、勿論2輪なので新品タイヤや冷えた路面などでは要注意ですよ。ただ物凄い安心感です。

トルク感もすごいですね。

しかしなんといってもこの極太タイヤのデザイン的インパクトもたまらんです(;゚Д゚)

この極太リアタイヤは、初代Diavelでは良く「衝撃が強い」「サスが固い」と言われていましたが、V4に至っては特にそれも感じず。

もう少し高速で走ればこのタイヤならではの衝撃を感じるんでしょうか?

ただDiavelのリアサスについてドゥカティは目下の課題としていたところもあるので、今回かなり改善されてるんじゃないかな?と。

Diavel1260であったOHLINS付きSグレードを今回用意しなかったのは、その必要が無かったのかもしれません。

 

う~ん、なんか文句言わないとごり押しに感じますよね(^-^;

素直な気持ちなんですけど、やっぱり働いている人間としての色眼鏡かかっちゃってるんでしょうか。

まぁバイクって、その人にとって良い所が、他の人にとっても必ず良いと言えるものではないんで、参考ぐらいに思っておいてください。

普段乗ってる車両、乗りなれている車両によって試乗した時の感じ方やそもそも乗り方が違ったりするものです。

例えば「低速乗りやすい!」っていうのも、私が普段低速乗りにくい時代のドゥカティに乗っているからで、国産4気筒とかに乗っている人が試乗しても別に感動もしない普通の事かもしれないですし、もっと重心位置高い方が良い!とか、軽すぎて怖い!とか、そんな意見もきっとあるんじゃないでしょうか。だからバイク選びって難しいんですけどね。

こんな長々と語り、口で売るのが仕事の営業マンがこんなこと言うのもなんですが、うんちく聴くより、自分で体感するのが一番です。どうぞ乗って頂いて、貴方の感想を持ってください。

 

最後に、個人的な意見ですが、DiavelV4を乗って思ったのは「このバイクはこれで良いんだ」と納得させられる感じ。

全てが腑に落ちるといいますか、誰でも乗り出せるようなお膳立ては済んでいて、十分なポテンシャルもある。あとはライダーが乗りこなすのみ、ポテンシャルを引き出せるかはあなた次第、そんな崇高さすら感じてしまうバイクでした。

私、正直言いますとDiavelなんて重くて大きいバイクは乗れないと思ってたんですよ。でも今回試乗してみて、自分が所有した時のイメージまでも掴める程「乗れる」バイクでした。

というかそういうバイクになってくれました。でも170馬力なんですよ。アグレッシブなんですよ。加速すごいんですよ。もう、そりゃ300万出しちゃう(>_<)って感じです。

街乗りも出来るし高速走行も出来るしクルコンついてるしワインディングも出来るし、複数台持ちするよりこれ1台の方が安いんじゃ?と。

 

もっとDiavelのこと知りたいよ!って方はメーカーHPも是非チェックしてください。

https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/diavel/diavel-v4

 

長文を最後まで読んで下さりありがとうございました!

皆様からのお問合せ心よりお待ち致しております!

ではでは、ちゃお✋

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