ドゥカティ浜松のスタッフブログ

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Ducati Hamamatsu

Staff Blog

こんにちは!

今日は12月とは思えない陽気でしたが、日曜日以降来週は寒いみたいですね(>_<)

もうすぐ冬本番、本格的な冬支度が必要です。

勿論バイクにも冬には冬の乗り方がございます。

という訳で「最近バイクに乗り始めたよ」という方は勿論、「実はあんまり気にしたことなかった」という方まで、冬場のライダーが注意したい事をおさらいしていきましょう✨

 

冬場に注意する点は大きく3つ。

冬場の鉄則その1:十分な暖気

正直最近のエンジンはそこまでシビアに暖気が必要という訳ではありませんが、ある程度暖めてあげた方が良いですね。

目安としては、まずはエンジンを始動しておいてからジャケット、グローブ、ヘルメットを身に着けている間に暖気ぐらいが良いのではないでしょうか。

もう一つの目安としては、最近のモデルでは水温計がついておりますのでそこの表示が「Low」から「〇〇℃」という温度表示に変わるぐらいまで暖気すれば十分でしょう。

冬場は外気温が低い為、エンジン内部のオイルも硬くなってしまいます。走る前に少し暖気してオイルを温めてあげ、ギアや各部部品がスムーズに動ける潤滑剤としての役割をしっかりこなせるようにしてあげましょう。

もししっかりめの暖気を出来るならしてあげるに越したことはありません。冬場、アイドリングが1000~2000回転付近を行ったり来たりすることはありませんか?

アイドリングの様子を見ながら安定するまで暖気。可能であれば3000回転ぐらいになるようにアクセルを10秒~15秒ぐらいのあいだ開けてあげるのを数回繰り返し、エンジンのアイドリングが安定するまで待った方が良いかと存じます。暖気不足で1速入れた瞬間エンストとか半クラでエンストとかもありますので足つき悪い人にとっては危ないですね。

もしご近所さんへの配慮などで暖気が難しい場合は、走り出して暫くは出来るだけゆっくりと走ってあげましょう。

 

冬場の鉄則その2:出発直後、休憩後はスリップに注意!タイヤの暖め

タイヤの性能向上で近年どんどんグリップ力が上がっているのも事実ですが、それでもゴム製品である事には変わりありません。

ゴムもオイルと同じで外気温が低いと硬くなります。硬くなるとスリップする可能性が高まります。

本来のグリップ力を引き出す為には、しっかりとタイヤを温めてあげる事が必要です。

冬場はまれに何ともない右左折で滑る事もあります。

タイヤは走りだしてから何回か加速、減速を繰り返してタイヤを地面に押し付けてあげる事で温める事が出来ます。

地面との摩擦で温めるんですね。

高速道路などで一定速度で走っている時も暖まりにくい(特にサイド)ので気を付けましょう。

スーパーバイク系の純正タイヤはハイグリップタイヤが多いので温度依存しやすい(低温で滑りやすい)です。

そして何よりも気を付けたいのは、冬場の休憩後のコーナリングです。

冬場は休憩している間にあっという間にタイヤが冷えてしまいます。

休憩場所に到着した時と出発前に素手でタイヤに触ると明らかに温度が違うのが分かります。

休憩前と同じ感覚でコーナリングすると、滑る事があります。今はトラクションコントロールやABSなどもありますが、あれはあくまでタイヤが暖かい状態での挙動に対する制御になりますので、場合によっては冷間によるスリップでは反応が間に合わない事もあります。

今時分ぐらいの気温でしたら、普通に走ればタイヤは十分暖まりますので、出発時、休憩終わりなどはいつもより少し慎重に運転してあげましょう。

また、冬季は凍結防止剤などが撒かれていたり、落ち葉が多かったりすることもあり、それらもスリップの原因になる事もありますので気を付けると良いかと思います◎

 

冬場の鉄則その3:ちょい乗りは出来るだけ避けよう。

暖気の点でも触れましたが、冬場はエンジンオイルが冷えて硬くなりがちです。

さらに、始動し始めてしばらくは外気温とエンジン内部の気温差で結露が起き、エンジンオイルと混ざってオイルが乳白化する現象が起きます。

しかしこれ自体に大した問題はありません。暫く走行すればエンジン内部が暖まって結露によって発生した水分は蒸発するからです。

問題はエンジンが十分に暖まって水分が蒸発する前に走行が終了してしまいオイルが乳白化したまま保管し、またそれを繰り返す事です。

冬場によくオイル窓が曇っている現象も結露なので、エンジンが暖まりきっていないのかもしれません。

特にDUCABIKEのクリアクラッチカバーはどうしても冬場は曇ってしまいがちですが、ある程度の曇りや結露は正常な自然現象ですのでご安心ください。

ただし、走っても走っても解消されない、外気温が低くないのにオイルに水が混ざっている、というのはクーラント関係のトラブルやその他何か原因がある可能性もございますので、おかしいな、大丈夫かな?、と思ったらいつでもお問合せください。

当店ではオイル交換する時期によって粘度を変えています。

冬は気温が低く硬くなりやすいため柔らかめの粘度(10W40)、夏は通常粘度の(15W50)を入れています。粘度にこだわりのある方はご指定下されば各季節でもそれぞれオイルはご用意しておりますので、ご指定の粘度で交換できますのでお申しつけください。

オイルメーカーも半年に1度の交換を勧めているのは、こういった季節性の劣化などもあるのでマメな方は走行距離が少なくても年2回シーズンごとに変える方もいらっしゃいます。

また、冬場はバッテリーも弱まりやすい季節。ちょい乗りではバッテリーが十分充電されず、早期劣化の原因、バッテリー上がりの原因となりますので満充電できるぐらい乗ってあげるか、またはバッテリーチャージャーをお持ちの方は乗る前の日から充電してあげると◎

 

皆様これから寒い季節がやって参りますが、遠州地方はありがたい事に滅多に雪が降らず、雨が降らなければ路面凍結もしにくい、1年中バイクに乗れる恵まれた環境です。

上記のような寒冷期特有の作法もまた季節イベントだと思って、冬場も沢山バイクを楽しんでください。

ではでは、ちゃお✋

 

 

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