ドゥカティ浜松のスタッフブログ

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Ducati Hamamatsu

Event

こんにちは!

昨日は鈴鹿8時間耐久にドゥカティコルサのファクトリーマシンが初出場ということでお店はお休みを頂戴し現地応援に行ってきました(^^♪

まずはお休みを頂戴いたしまして誠に有難うございましたm(__)m

そしてと~ってもいいレースでございました。

考察もしつつ、現地の雰囲気を共有できるように現地観戦レポートです。

さて、こちらを出発したのはまだ夜も明けぬ朝4時45分

小休憩をはさみつつ、鈴鹿に着いたのは7時頃。

お手洗いにいったりなんやかんやしていたらあっという間にゲートオープンです。

入ってすぐで記念撮影出来ました。

さて、今回のチケットはドゥカティのV2グランドスタンドということで、座席自体は酷暑。

午前11時頃まで屋根の日陰になるのですが、12時頃になると大半が日向となります。

12時頃までは30度超えても全然過ごせます。朝8時頃↓

13時以降はやはり暑かったので、備えでいろいろ持っていきましたがもっていってよかったと思ったものをご紹介。

この夏お外で過ごすイベントがある方、来年鈴鹿に行こうと思っている方に向けご参考までに。

・濡らして振ると冷たくなる冷感タオル(濡らせば何度でも冷たくなる。)

・ビオレ 冷感体拭きシート

・ハンディファン(体拭きシートで拭いた後ファンディファンするとすーすーして気持ちいです。が、実際体を冷やしてくれるわけではないです。はっか的な効果。)

・塩分・ビタミン・クエン酸チャージタブレット(これを定期的に舐めるだけでその日も、次の日も疲労が軽減。ビタミンは日焼けした肌にも良いです。)

・日傘(男性は日傘さしにくいですよね(-_-;)あれ、日焼け止め以外にも涼しいがあるんですよ・・・)

・サングラス(紫外線って結構目が疲れます。私も似合わないけどずっとしてました。マジで似合わないけど。)

当日は動き回ろうと思っていたので、持ち運びできるグッズを主に持っていきました。

他にも凍らせた500mlのペットボトルを3本持っていきましたが、V2スタンドはコカ・コーラ製品が飲み放題なので1本余ったぐらいです。

1日をほぼプールで過ごす人はこれらがなくてもいいかもしれません。(田村はこのタイプ)

プールに浸かりながら大画面で見ることができます。

ぶっちゃけ現地はバイクの走行音と反響で実況放送はほぼ聞こえませんのでレースの情報やリプレイを観たい方はこちらが良いかと。

V2グランドスタンドチケットでは鈴鹿サーキットパークとプールを利用できます。

 

11時半のレーススタート前に、ピットウォークやグリッドウォークが開催されます。

運が良ければライダー以外の人と写真が撮れたりします。

別日の予選時などはサイン会なども開かれたりします。

ライダーを当日に近くで観たい場合はグリットウォークがお勧め。

チケットは座席の種類にもよりますがV2スタンドの場合は別売り別料金なのでお調べすることをお勧め。

さて、そんなこんなしているとあっという間にレーススタート。

水野選手は予選2位の為2番グリット。

しかしV4Rはもともとスプリントレース用に開発された車両。

気温が高い中圧縮も高いためか、始動に一瞬もたつき1コーナー目は10番手というポジション。

1Lap目は一気に4人をごぼう抜きし6番手で、2Lap目にはこの日のFastest(一番速いタイム。結局その後もこのタイムを抜かれず)を更新するハイスピードで走行し5Lap目には首位に。

どんどんと追い上げ、ついにトップに立ったドゥカティに客席も大盛り上がり!

1時間弱程でライダーチェンジと給油でピットイン。

しかしここでもやはり始動に少し時間がかかる。

スプリントレースでは現在無敵のドゥカティながら、耐久ならではの課題に直面するファクトリーマシンV4R。

今回優勝したHONDAとホームストレートではほぼ並走なくスッとパスした”速さ”には折り紙つきのマシンですが、耐久は速いだけではいけない。

ドゥカティが他メーカーのスーパーバイクとちょっと違うのは、耐久を意識した開発をしていないからというのもあると思います。

昔何かのスーパーバイクで「この車両はクラッチ油圧じゃないんですね」っていったら、「耐久で転倒したときに修理しやすいようにね」と言われて、なるほど~と思った記憶があります。なんの車両だったかな~。そんな感じで市販車でも結構「何のために開発された車両がルーツなのか」というのは車両構造に大きく影響していたりします。

メカニックの皆様も本当に大変です。

 

さて、そんなこんな、2番手ライダーのシャリーンのタイムがあまり振るわず、水野選手が巻き返し・・・と5番手~3番手を行ったり来たりする展開になったお昼頃。

外国人ライダーは結構、実力があっても日本の湿度の高い夏にばててしまったりする方も多いんですよね。まあ、世界で戦うスポーツ選手には環境に順応する力もプロには必要ですけど・・・。

グランドスタンドも徐々に人がまばらになっていきます。

子供連れの方はプールや遊園地に、私はお客様と一緒にパドックを見て回り、その後ピット上3階ホスピタリティテラスにお邪魔しました。

(※パドックパスなどは別途チケットが必要です。)

パドックパスを持っているとピット裏側に行くことができます。

クーラーの効いたレストランも利用できますので、一番暑い時間帯はこちらでご飯を食べるのもお勧めです。

こーんな感じで観られます。

ライダー交代のタイミングなどになると、目の前をライダーが通ったり、監督が通ったりしますが、特にピットイン間近の時は皆さま失敗できない鬼気迫る瞬間となりますので、基本的にこちらからお声がけはしません。

ピット内部は基本立ち入り禁止ですよ~。

 

さて、3階のホスピタリティテラス。

丁度TeamKAGAYAMAのピットインのタイミングでした。

ライダーチェンジした水野選手が目の前を通過します。

動画のスクショで画像粗くてすみませむ。

ピットインのタイミングは周回数などをみれるサイトがあるので大体予想できます。鈴鹿8耐のHPにもリンクがあります。

https://www.24h-motos.com/en/live-timing

例えば上の画像だと前々回のピットインから前回のピットインまでが25Lapだったから次のピットインは大体200~210ぐらいだろうな、と言ことは大目に見て1周2分半として1時間半後ぐらいかな~、という具合です。

このサイトで見るとLap数やLapタイムが見れるので現地でなかなか状況がつかめないときにお勧めです。

 

さて、そんなこんなしているとあっという間に16時近くに。

レース展開はHONDAのチームHRC With日本郵便が頭一つでてトップに、その40秒ほど後方に悲願の表彰台を狙うYAMAHAのYART。

DUCATIはヨシムラと3位の表彰台を争っていました。

お客様に教えていただいたホンダレーシングギャラリーで涼をとりながら遭遇した青木、お客様と歓談します。

定期的に体を冷やしに屋内に行くといいですね。

その後、日が傾いて日陰になってきた逆バンクへ。

↑この画像の右手側のスタンド席です。

グランドスタンドに比べ人口密度も低く日陰になれば涼しく、モニターも見え、ホームストレートとは違い高速コーナーを駆る車両が見れて移動距離も少ない、いい場所でした。

そんなこんなしているとあっという間に19時前。

あと30分で8時間ということでグランドスタンドに戻りました。

日が落ちる中配られたペンライトを光らせ過ごしやすくなってきて改めてレース終盤みんなでTeamKAGAYAMAを応援。

先述のようにV4Rはスプリントレース用のファクトリーマシン。

正直耐久での活躍は5位以内に入れば健闘したんじゃないか、そもそも完走するのも大変そうだな・・・と思っていた中で、なんとドゥカティは3位につけていました。

しかし、燃費は耐久様にきっとビッグタンクになっていたり、マップの調整をしているかとは思いますがそれでも燃費が悪いV4R。

一方でその時4位に位置していたヨシムラがめちゃくちゃ燃費よかったですね。

ヨシムラは最終のピットインが確か177Lap前で、そこから30Lap近くノー給油で完走まで行けるんです。タイヤの問題やライダーの体力もあるかと思いますが、気温が落ちてきたこともあるのかヨシムラは最後のピットインを早めに済ませてました。166-177とかなり近いLapでピットインしていたので、詳細を知らなかった私は「ペナルティでピットイン?」と思っていたのですが、まさかそこからピットインなく最後まで走り切るとは。

 

しかも渥美心選手の鬼気迫る走り。

レース終盤、8時間の耐久最後になってギアが一段上がったようにペースアップしたのにびっくりしました。

 

というわけでteamKAGAYAMAはその後もう1回ピットインして、ピットインしなかったヨシムラに抜かれ、さらにライダーが超速いとなると流石に追いつけません。

おそらく完走を目指した走りにシフトして、TeamKAGAYAMA含め無事完走。

レース結果↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/e117003acbeb4e346421399601f66aedf7879e2c

 

そして今回のレースはセーフティカーが入る事もなく大変スムーズに進んだ中での結果なので、一時3位の表彰台が見えていただけに悔しいようにも思いますが、ヨシムラ納得の表彰台でございます。

TeamKAGAYAMA含めどのチームも素晴らしい走りでした。

 

そんなこんな、正直鈴鹿は「クーラー効いた部屋でいいよ・・・」とか内心思っていた私馬場、超楽しんでしまいました。

1日満喫してコスパ良いな~と。お金を出し惜しまなければ快適に見ることができるお部屋のチケットなんかもありますよ。

表彰台を見ずに帰るかたもいらっしゃいますが、個人的には今年はmotoGPライダーのザルコが参戦していて、バク宙を生で見られたのがとてもうれしかったです。

GPでは運にも恵まれず2回しか見れなかったバク宙を、まさか日本の鈴鹿で生で拝めるとは!!

欲を言えば表彰台でしたが、これは本当に欲でございまして・・・

まずは無事完走がなによりですし、初参戦マシーンで表彰台争いに食い込み、一時トップに立つ事もあり、当日の最速Lapも記録というのも本当に素晴らしい結果。

そしてそのおかげで見えた課題も数多くあったはずで、見えた課題を一つ一つ乗り越えていけば近い将来表彰台の一番上に上ることだって決して夢ではないと思える「次回へのワクワク」を残してくれる夢にあふれる素晴らしいレースだったと思います。

「悔しい」なんて声も聞こえますが、私は俄然、ワクワクしております。

ドゥカティのCEOも言っています。「ドゥカティはエンターテインメント」なんだから!ワクワクさせてくれてありがとう!!

これからもJSBでのご活躍を期待しております(^^♪

 

来年はなんと、ドゥカティワークスが参戦、ペッコも走る可能性が濃厚との事。

ペッコが!日本の!鈴鹿の!8耐?!

出るのか出ないのか・・・正式発表が楽しみですね。

言及されているチアバッティさんの記事↓

ドゥカティ、鈴鹿8耐へワークス参戦の意向認める……野望は初の海外メーカー勝利。Team KAGAYAMAの走りが鍵に?|パオロ・チアバッティ緊急インタビュー

今後もTeamKAGAYAMA、日本で頑張るドゥカティを一緒に応援しましょう!

ではでは、ちゃお(^^♪

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