ドゥカティ浜松
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定休日:毎週水曜日、第1第3第5火曜日
こんにちは。
本日は馬場の完全プライベートドゥカティ関係ナッシング、ベトナムでEVバイクレンタルしてみた体験記ブログです。
ドゥカティは関係ないですが要所要所にドゥカティのお得、最新情報の画像貼ってくので気になる人は画像をタップして情報をチェックしてください。
さてさて、私馬場、9月のお店3連休に、シフトの1日休み、有給をくっつけさせて頂き3泊5日でベトナムに旅行に行ってきました。
なんで9月のことを11月に?って思うかもしれませんが殆どを休みの日にに家で、趣味でチマチマ綴っていたブログだからです・・・(-_-)
お休みをいただき有難うございました。
さてさて、東南アジアと言えば圧倒的スクーター大国。
右を見ても左を見てもスクーター。
道路はスクーター7割車3割。
雨でも風でもスクーター。
大抵のものはスクーターで運べます。
どこにでも停められて便利。
運転席にお父さん、運転席とハンドルの間に立つ息子、リアシートにお母さん、お母さんとお父さんの間にももう一人息子。
家族4人で乗れるファミリーカーならぬファミリースクーター。
車種は圧倒的HONDA。意外とカブよりオートマのスクーターが多かったですね。
その次に観たのはVinfast。
聞いたことないメーカーだなあと思って調べたところ、ベトナムの大手財閥、ビングループのEV自動車・バイク部門なんだとか。
一番最初に着いた街ホーチミンは乗れないことはないでしょうが、交通量が多すぎるのと旅行程度で来ている人間が侵すリスクにしては高いなと思ったので断念。
その後ダナンに移動したところ、交通量は浜松よりも少ないぐらいで道も広く整備もしっかりされており、「これなら乗れる」と思い乗ることに。
事前に日本でダナンの交通事情や標識やルール、マナーを調べて口コミの良いレンタルバイク屋さんに行きました。
お邪魔したのは「The Motorbike Station」
https://maps.app.goo.gl/DcYETsAxn4BDnmGUA
受付してくれたクリスチャンさんは英語がペラペラなので、中学レベルとか観光英語が少しできるレベルの人なら問題なくコミュニケーションが取れます。
親切で笑顔のかわいいクリスチャンさん。「何かあったらLINEして」と連絡先も教えてくれますし、各国の様々な連絡手段を持っているみたいです。(LINEが普及していない国もありますからね)
外観はかなりディープな見た目、入り口付近には九官鳥が飼われていて足元では野良なのかどでかいネズミが家族で横断していましたが臆さずに入ってみてください。中に入ればしっかりと洗車されたピカピカのスクーターがずらり。ダナンに行く機会があればお勧めな1店舗です。
因みに24時間レンタル、バッテリーなくなったら何度でも車体交換ありで200,000VTD(ベトナムドン)(1,160円)、保険付きだとプラス100,000VTD。
今回私は海外旅行保険で「器物損壊」「事故病気」に結構手厚く入っていて海外でバイクに乗っても出るということだったので保険は追加しませんでした。
タクシーに40分とか乗っても数百円の国なので、別にレンタルバイクした方がお得ということはないけど(特にタクシー代割り勘なら)、どこにでも停められるし移動の度いちいちタクシー手配しなくても良いので楽。
また来る機会があったら絶対またレンタルしようと思うぐらいには個人的には超便利。
しかし雨季の閑散期に行ったので、ハイシーズンはもっと交通量が多いのかも。
奥の部屋から子供たちの楽しそうな声が。壁にはきっと1年中飾られているクリスマスツリーっぽいもの。
ノースリーブなどでは入れない施設もあるので結構仏教の信仰厚めな国なんですが、「クリスマスとかやるんだな」と思ったそんな1枚。
さて、海外でバイクを借りるときに問題なのが免許。
ベトナムはウィーン条約の加盟国で、日本が加盟しているジュネーブ条約とは異なるので日本で発行できる国際免許は使えないらしい。
しかし、ご安心ください。
なんとベトナムは50ccまでの原付は免許がいらないのです。
無免許でOK!
125cc以上で警察に止められてもたいがい賄賂で行けるらしいですが最近賄賂の取り締まりが厳しくなっているらしいという記事を見て安全の為やめました。
そして免許がいらないのは私が今回借りたVinfastのEVバイクも一緒。
免許いらないけど2人乗り出来ます。
始動方法は普通の原付と同じ。まずキーオンにすると電源が入ります。
サイドスタンドを上げ、どちらかのブレーキを握りながらスターターボタンを押すとメーター上に表示されている緑色の「P」のマークが消え走り出せるようになります。
そして電動なので始動音なし。最初は違和感ありましたがすぐに慣れました。
にしてもなかなかお洒落でかっこいいじゃないの。東南アジアの、正直初めて聞いたメーカーが作っているとは思えないデザイン力。むしろ高級感すらあるぞ?
ていうか既視感・・・そう、まるでベスパのような・・
ってめっちゃ似てる~!
と思い調べたら、ベトナム最大財閥のビングループはその莫大な資金力でイタリアの有名デザイン会社ピニンファリーナにデザインを依頼しているそう。
ピニンファリーナといえば、ポルシェやランボルギーニなど、様々な高級車のデザインも一部請け負っている会社。そりゃお洒落になるわ。
でもやっぱベスパに似て・・・なんでもありません笑
今回私が慣れない異国の地でバイクに乗るにあたって注意した点は下記。
・国際免許の資格やルールを確認する。(今回に至っては必要なし)
・その国の交通ルールを確認する。
・YouTubeで実際現地を走っている人の動画でシミュレーションする。
(↑これかなりイメージつかめるのでお勧めです。)
・タクシーに乗っているときに現地人がどういう乗り方や動きをするのか見ておく。
・現地の標識を覚える
・必ず海外旅行保険に入り、レンタルショップの保険内容も確認する。
・日本よりもクラクションを多用する。
ベトナム、東南アジアなど交通量の多い国では、「ここにいるよ~」とか「抜かすよ~」ぐらいの意味合いでクラクションを鳴らします。
日本みたいに危ない!と思ってから鳴らすのではなく、危なくなる前にクラクションを鳴らして存在を相手に認知させるんですね。
基本的に日本人は民度が高いので自衛する必要がなく相手が良い人間であるという性善説を信じている民族同士なので危険になるまでクラクションを鳴らしません。
しかしひとたび海外に出ればそうはいきません。しっかり自分で主張しなければ気にしてなんてもらえません。良くも悪くも無関心。自衛の為に鳴らすクラクション。
そしてクラクションを鳴らされても日本ならびっくりするけどベトナムならあら不思議、なんとも思わない。自分の順応力が高いのか、みんなベトナムに来ればそうなるのか。日本だと狭い山道の見通しの悪いコーナーでクラクションを鳴らす感覚を市街地でもやる感じですかね。
さて、見事に白飛びしておりますが、バッテリーの残量は左上にゲージと%で表示されています。
満充電で100kmほど走れるそうです。自分は38kmほど走って70%ぐらい。
まあそんなもんですね。
ecoモードとスポーツモードの切り替えがついています。
若干加速が違うような気がしますがゆっても最高速度が47、48kmの原付程度のパワーなのでそんなに変わった感じせず。
でも普通のエンジン
ダナンの広い道路では若干パワー不足感が否めませんでしたが、他のスクーターも過積載だったり整備不良だったりなのか全体的に速度域が低いため特段気になりませんでした。
片側3車線の道路でも1車線は大体スクーター用道路だったりして速度域は40km程度です。
もしまた機会があれば、次は2、3日借りたいなと思う感じでした。
ただ海外でバイクに乗るというのは日本とは違いそれなりの危険があります。
日本でも事故が発生したら大変なのにそれを言語の違う国でさらに帰国のリミットもある中で事故処理をしなければなりません。
もしけがをした場合、自分で病院を探さなければいけません。
もし重度の事故をした場合も日本への帰国の仕方など、自分で様々な事を調べなければなりません。
様々なリスクを考慮した上で自己責任で乗りましょう。
海外で見かけるこのカウントダウン付きの信号、個人的にはとってもいい。
これ日本にもついてくれたら嬉しいけど、日本人はたとえ信号長いな~まだかな~って思ったとしても律儀に信号を守る民度が高い民族なので必要ないんだろうな。
ベトナム人はまれに信号守らない人いますね。でも想像よりはみんな守ってました。
あとこれはヨーロッパでも思ってはいたのですが運転してみて改めてロータリー式交差点が便利。
ただロータリー式は土地が必要になるので、主要都市に密集して暮らす日本の狭い土地では現実的に増やしていくのが難しいんだろうな。
以下おまけ駄文
ホーチミンで必ず訪れたかったのが戦争証跡博物館。
アメリカ軍のベトナム戦争時代に活躍していた戦闘機や爆撃機、輸送機、戦車などに直接触れる事のできる世界的に珍しい施設です。
木製プロペラ機のロマンといったら・・・。航空機特融の美しい曲線美・・・。ドゥカティも曲線を使って美しくデザインされているのでもしかしたら私は曲線美が好きなのかもしれません。
中は公共の施設にも関わらずエアコンが機能していなく大変暑かったのですが、展示物は非常に興味深く、写真が多く飾られておりまたそれを撮影した背景、撮影者のバックグラウンドなども日本語解説で聞くことが出来、金額に対し大変有意義な展示でした。
また、どうしてもアメリカ寄りの知識や知見の方が仕入れやすい日本とは違い、共産圏サイドからの解説というのもまた新鮮でした。
ベトナム戦争って「アメリカの失敗」っていうイメージだったんですが、ベトナム側の視点では「戦いと犠牲の上に独立を勝ち取った」とかそういったイメージを感じました。
そういえば街中でやたら旧ソ連国旗のようなものを見かけたのですが、あれベトナム共産党の旗なんですね。
博物館、学校、公園等・・・公共の施設には大体この旗が翻っていました。基本的に数日過ごす上では文化上の特別な違和感は覚えませんでしたが、やはり日本出身の私から見ると社会主義国家の一党独裁(っていうのはよくないのかな。独占?)政権を視認できる旗の多さには少し驚きました。
あ、そうそう。色んなサービス業の施設にお邪魔しましたが、(マッサージとか、レンタルバイクとか)どこのお店でも「グーグル高評価して!」と言われました。
確かに旅先で何か近場の店を調べる時は大体グーグル。
ネットの口コミがいかに効果があるか、さらに色んな言語の観光客から評価をもらうことで各国の観光客への信頼度が上がるか、というのを熟知している。
なんかそういう使えるものは使う、圧せばどうにかなることは圧す、そんな”商売の逞しさ”を感じましたね。
日本の「慎ましやか」とか「上品なふるまい」、周囲との同調が重視される形態とは違い、サービス側もしっかりしてほしい事を自己主張することが出来るビジネススタイルはそれはそれで悪くないですね。
どっちが良いとかはないですけど。
ではでは、そんなベトナム旅でした。ちゃお(‘ω’)ノ