ドゥカティ浜松のスタッフブログ

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Ducati Hamamatsu

Staff Blog

こんにちは!

ドゥカティのアパレルはDAINESEに始まり、SPEEDY、alpinestars、TCX等々・・・ヨーロッパメーカーがメインのサプライヤーとなっているものが多いです。

そんな中、ヘルメットでメインのサプライヤーは日本のArai。

何故ヘルメットはAraiが選ばれているのか、本日はその理由をご紹介します!(^-^)

まず、ドゥカティはライディングギアに関して一番に安全性を重視しています。

その為、ヨーロッパのバイクメーカーだからと言ってヨーロッパのヘルメットメーカーに固執せず、世界的にも安全性能が認められているヘルメットメーカーであるAraiを選んでいるのです。

では、Araiは他のメーカーと比べてどんな所が優れているのでしょうか?ここからはそれを解説していきます!

①衝撃を吸収せずかわす性能

ヘルメットの役割として最重要なのはかっこよさでも法令順守でもなく、衝撃の緩和。

有事の際しっかり頭を守る事が何よりも大事なのです。

Araiの場合、ヘルメットで衝撃を吸収するのではなく、かわすように設計されています。

かわす性能とは、ヘルメットが障害物にぶつかった瞬間、ヘルメットが動きを止めず、引っかかりもせずにすべり続ける性能です。「かわす」とは、すべる事で衝撃を分散させながらエネルギーを減衰させるという事です。(Arai公式ページより引用)

その為に開発されたのがあのArai独特の丸い帽体となります。

「Araiのヘルメットはみんな同じ形をしている」と言われる事もありますが、それにもちゃんと理由があったのですね(^-^)

②シェルに組み込まれているガラス繊維が特殊

Araiのヘルメットの特性、かわす性能を有効にするには、シェル(外装)の強度を上げる事が大前提です。

滑らせる前に欠損してしまってはかわす性能は無くなってしまいます。

シェルの強度を上げる為、ヘルメットにはガラス繊維が組み込まれているものが多いですが、Araiの場合はそのガラス繊維の素材通常の6倍近いコストをかけています。

シェルや内側の発泡スチロールは、世界トップクラスのバイクレースmotoGPで使われているものと同じものを市場のヘルメットに採用しているので、その安全性は折り紙付きという訳です。

③部位によって素材を使い分けている

ヘルメットは完全な球体ではなく、中が空洞でかつ、シールド部分は開いていますよね?

その開口部はヘルメットの中でも強度が低いので、ガラス繊維を特殊加工した素材を使って強度を高めています。

他にも5種類の発泡スチロールを使い分ける等、こだわり抜いた素材で作られています。

④安全規格は最も厳しいSNELLを通過

ヘルメットには様々な安全規格がある事をご存知でしょうか?

安全規格一覧がこちら↓

安全性を求めるAraiは世界中にあるどの規格よりもさらに上を目指しているという事なんですね。

ヘルメットはツーリングモデルとレースモデルでは、空力の関係上形状が違う事が多いです。

そんな中でもAraiは5つのモデルでSNELLを取得しています。つまり、ツーリング仕様でもレース仕様でも変わらない安全性能を維持しているという事。

どんな環境で使うにしても、安全性に優劣をつける事がないメーカーです。

⑤抽出調査ではなく全数調査をしている

多くの工場では不良品を出さない為に、製品の検査を行っています。検査の方法は二つ。

無作為抽出法により抽出された製品を検査する標本調査と、母数全部を検査する全数調査です。

理想としては全数調査してすべての製品をチェックしていきたい所ですが、実際には手間とコストがかかるため、多くのメーカーは標本調査により統計的に不良品が出ない様品質管理をしています。

しかし、Araiの場合は製造したすべてのヘルメットに対して検査をする全数調査を行っており、「これだけの数が大丈夫だったから統計的に残りも全て大丈夫である」という統計学的な根拠ではなく、1個1個検査をして全てクリアしたもののみが製品として市場に出荷されます。

その為、Araiの製品は受注を受けてから1つのヘルメットを作るのに4か月という期間を要します。

Araiの製品はプロにより全て手作りで作られている所も、納期が長くなる要因です。その分熟練の技術により1個1個丁寧に作られています。Araiの強いこだわりを感じますね。

因みに、全部のヘルメットに「誰が検査したか」というのが分かる印が残っているので、検査員は全員責任を持って検査し続ける事が出来るのだそう。

 

以上ドゥカティがAraiヘルメットを選ぶ理由でした!いかがでしたか?Araiのヘルメットが欲しくなってのではないでしょうか??

Araiの講習会に行くとこんな感じで洗脳されるので、私は今ヘルメットはArai党です(。-`ω-)

ドゥカティのAraiヘルメット製品は、確かな安全性に加え、ドゥルディさんというデザイナーがデザインしたペイントで、安全とカッコいいが共存しています

ヘルメット、そろそろ変え時だなという貴方、是非ドゥカティのヘルメットもご検討ください(^ω^)

Araiさんの公式HPではもっと詳しく安全性について解説しておりますので、気になる方はこちらをチェック!

因みに、ドゥカティではArai以外でもX-Liteのなども取り扱いがございますが、そのモデルもX803というSNELL規格が通ったモデルを使用していますよ(^_-)-☆

そうそう、余談ですが、安全規格について。最近はインターネットも盛んになっておりますので、並行輸入で製品を取り寄せる方も増えています。

しかし、事ヘルメットに関しては特定製品となりますので、日本でヘルメットという製品とするには必ずPSCマークを取得しなくてはなりません

PSCマークを取得していない、並行輸入で入ってきたヘルメットは、厳密にいえばヘルメット製品として認められておりません。しかし、PSCマークを取得していないヘルメットを被って走行すると違反であるという事は法律に明記されていませんので、そこはグレーゾーンなのか、ホワイトなのか、今のところは取り締まりがないと思いますのでご安心ください。

でも出来れば、最低でもSG規格は通っている製品が望ましいですね。万が一何かあった時補償されますので。

今日も皆様と知識の共有が出来ていれば幸いです(^-^)

ではでは、チャオ👋

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